明日から夏休み。 終業式を終え部室に行くと、 そこには、久しぶりに見る優の姿があった。 「…優、久しぶり…」 息を呑みながら部室に入ると、 誰とも会う気はなかったのだろう優が驚いて振り返った。 「…美空、久しぶり…」 そう弱々しく微笑んだ優に、胸が切なく鳴いた。