「沢城、いるか?」 部室で写真チェックをしていたら、突然ドアが開き、勢いよく人が転がり込んできた。 「…み、美月部長っ!!」 その人は、我が写真部の部長、美月先輩だった。 「おっ、北見、久しぶりっ!!」 片手を挙げた美月部長が爽やかな笑顔を私に向けた。 「お、お久しぶりです…」 相変わらずな部長の姿に苦笑しながら呟いた。