「俺はいいや……気持ち悪くて吐き気がするよ。それより、どうする? あの丸の模様は押すのか――?」
ぐったりした様子の陸也は、顎を持ち上げて、ゆったりと話した。
「怖いけど、行ってみるしかないんじゃないか? ここには出口はなさそうだし」
茂はペットボトルの中身を飲み終え、少しだけ生気が蘇ったようだった。
「あの子かしら……あのCDを持ち込んだの。人間だよね、幽霊ではないわよね?」
「人間だと思うけど、不気味なのは変わらない……CDを持ち込んだのが山田さんたちなら、俺達のことを調べ上げているんだな」
陸也は、まるで全てを諦めたように下を向いた。
ぐったりした様子の陸也は、顎を持ち上げて、ゆったりと話した。
「怖いけど、行ってみるしかないんじゃないか? ここには出口はなさそうだし」
茂はペットボトルの中身を飲み終え、少しだけ生気が蘇ったようだった。
「あの子かしら……あのCDを持ち込んだの。人間だよね、幽霊ではないわよね?」
「人間だと思うけど、不気味なのは変わらない……CDを持ち込んだのが山田さんたちなら、俺達のことを調べ上げているんだな」
陸也は、まるで全てを諦めたように下を向いた。


