封印戦慄映像

「痛い!」


足首に電流のような激痛が走り抜ける。その痛みに神経がはっきりと蘇り、正気に返った。


「ここは?」


「お目覚めか? お前たちがいた部屋とここの間にはガラス戸があっただろう?

それが幕のように上がり、ここと繋がったわけ。おっと、振り返るな! お前はもうこれ以上見ないほうがいいぞ……」


陸也の悲しげな眼差しに、さっきの光景が思い出された。


――やっぱり、夢じゃなかったんだ。


「直子と冬馬……し、死んじゃったの? 嘘――夢だよね?」