茂の素っ頓狂な声に、全員もう一度画面に注目し、VTRを巻き戻した。
「きゃああ!!!!」
「うわぁ!」
「な、なにか通った……?」
直子の悲鳴と茂の怯えた声に、無意識に背を丸めた。
――なに今の? 手首?
「茂。もう一度、一時停止しながら巻き戻してくれないか? 確かに、腰の付近に素早い物が通り過ぎたような……」
陸也も流石に声が上擦っていた。
「きゃああ!!!!」
「うわぁ!」
「な、なにか通った……?」
直子の悲鳴と茂の怯えた声に、無意識に背を丸めた。
――なに今の? 手首?
「茂。もう一度、一時停止しながら巻き戻してくれないか? 確かに、腰の付近に素早い物が通り過ぎたような……」
陸也も流石に声が上擦っていた。


