冬馬の隣にそっと近寄った。貴方の横は、私の居場所。
――仕事だけど、少しだけ……いいよね?
「ねぇ、トイレにこれが落ちていたんだけど、なにかしら?」
直子はトイレから出てくると、CDケースのような物を握り締めていた。
「さっきは、なにも落ちていなかったぞ? なぁ久実」
「うん……なかった」
陸也は私の反応を確かめ、直子からCDケースを奪った。
「CDかな、これ? ……DVD? 茂これ再生出来るかな? 試しにやってみてくれ」
「オッケー陸也。それを貸してくれ」
――仕事だけど、少しだけ……いいよね?
「ねぇ、トイレにこれが落ちていたんだけど、なにかしら?」
直子はトイレから出てくると、CDケースのような物を握り締めていた。
「さっきは、なにも落ちていなかったぞ? なぁ久実」
「うん……なかった」
陸也は私の反応を確かめ、直子からCDケースを奪った。
「CDかな、これ? ……DVD? 茂これ再生出来るかな? 試しにやってみてくれ」
「オッケー陸也。それを貸してくれ」


