封印戦慄映像

「茂……悪いけど、もう諦めてくれないか? その出血じゃ、逃げても助かるかどうか分からない……罰を受けて、俺たちを逃がしてくれないか?

盗聴していたお前が悪い。自業自得だろう?」


「そ……ぞんなぁ、見捨てないでくれぇ……陸也」


目の前が一瞬真っ暗になった。


耳元に早鐘を打つ心音が伝わる。陸也は私の頭を抱えていた。


「久実、落ち着いてくれ……ちょっとだけ我慢して……」


陸也が、そっと耳元で語りかけると、素早い矢が空を切り裂く、機械的な物音が鳴り響いた。


「ぎゃあああああああ!!!! 右股が……千切れそうに痛い!

あああああ!!!! 絶対に許さない! 許さないぞ陸也!」