「……なぜ、そんな必要がある? ――私は選ばれし者。ただそれだけじゃ」
――左端のボタンは、左の手の平、太もも。右端のボタンも右手に矢が飛んだ……じゃあ、左右の三番目のボタンは?
「ぐ、久実ぢゃぁ……ん……もう押さないで……陸也たずけて」
「し、茂……盗聴をしていたのは茂なんでしょう? 本当のことを言ってよ……だったら私、押しても良いよね?」
「久実! しっかりしてろって! おい!」
陸也の片方の手が頬を叩く。
視界がグルグルとぶれていた。今にも思考が、ふっとんでしまいそうだった。
――左端のボタンは、左の手の平、太もも。右端のボタンも右手に矢が飛んだ……じゃあ、左右の三番目のボタンは?
「ぐ、久実ぢゃぁ……ん……もう押さないで……陸也たずけて」
「し、茂……盗聴をしていたのは茂なんでしょう? 本当のことを言ってよ……だったら私、押しても良いよね?」
「久実! しっかりしてろって! おい!」
陸也の片方の手が頬を叩く。
視界がグルグルとぶれていた。今にも思考が、ふっとんでしまいそうだった。


