「ま……眩しい……茂! 久実、なんだこれは!」
背後から陸也の声がする。振り向こうとしたが、固定され身動きが出来なかった。
目がだんだんと明かりに慣らされ、やっと状況が飲み込める。
黒の壁、黒の床、黒の天井……全面やはり黒の部屋だった。そしてその真ん中に、私は椅子に座らされていた。
――これは冬馬と同じ椅子? いや、ちょっと違うみたい?
椅子とは繋がっているが、少し離れた場所に縦10センチくらい、横は一メートルくらいの金属のバーがある。冬馬の椅子には、こんな物はなかった。
背後から陸也の声がする。振り向こうとしたが、固定され身動きが出来なかった。
目がだんだんと明かりに慣らされ、やっと状況が飲み込める。
黒の壁、黒の床、黒の天井……全面やはり黒の部屋だった。そしてその真ん中に、私は椅子に座らされていた。
――これは冬馬と同じ椅子? いや、ちょっと違うみたい?
椅子とは繋がっているが、少し離れた場所に縦10センチくらい、横は一メートルくらいの金属のバーがある。冬馬の椅子には、こんな物はなかった。


