キミに、恋に落ちる。


「さ、食べ終わったなら歯を磨いておいで。その間に俺は車の準備をしておくから」






 ほら。

 棗さんはいつだって過保護で。

 私が学生の頃も、こうやって仕事をするようになってからも。

 必ず私を送り迎えするのが当たり前だと思ってるんだ。