私は学校へ戻る…



やっぱり…



佳代がもう居ないと思うだけで寂しくて…



心に大きな穴が、ぽっかりと空いた気がした…



私は…



そこに佳代が居ないのは解っているのに…



何度も振り返った…



佳代…



格好つけちゃったけど…



やっぱり寂しいよ…



靴箱で私は止まる…



【宮田佳代】



佳代の上靴だけが寂しく取り残されていた…