初恋の人―Hatsukoi no hito―

頑張ろうとしたその日からは、ショックな光景。



「食べれるでしょ?」



「食べれるけど飽きるだろ;;」



「コーヒー、好きなんだよね?」



「せめても微糖が…;;」



弘瀬って、こんなに細かい人だったかな…?

けど、学校でもおにぎり出るし、飽きるのは頷けるかも知れない。



「まぁ、とりあえず貰ってく!
時間ないから行くわ!」



「頑張ってねー!」



隠れてから数分。

ようやく、私も出れる。