ペットボトルのミルクティーとチョコを鞄から出して口直し。

私には、甘い物しかダメらしい。

出来るなら、このミルクティーをもう少し甘くしたい位だし。



「そんなに辛かったか?」



「私は甘党なのっ!仕方ないでしょ!」



口を尖らせた私を、「ガキだ!」と笑い始めた弘瀬。

頬までぷくーっと膨らませると、少し距離を開けて座ってた筈が、肩と肩がぶつかった。