「うん。ご自覚されてるように、骨折です。ただ、カルシウムは十分だと思いますよ?」



「え…?」



「骨太ですよ。立派な骨です」



「…あははっ;;」



通りでダイエットを頑張っても、痩せないんだね。

骨と皮だけになっても、きっと私は重い。



「間抜けな聖奈ちゃん。親父が着替え、持って来てくれた」



「どうもすみましぇん;;」



恥ずかしくて、お兄ちゃんの顔が見えない。

女子トイレへと走った。