聖奈が隣に居るのが当たり前だった毎日。

それを紗槻に言われたままに離れた時から、聖奈の重大さには気付いた。

どうする事に出来ずに居たら、聖奈は俺を名前で呼ばなくなった。

先輩の告白に悩んでた。

俺のモヤモヤとした心。



「嫌だから…。聖奈に弘瀬を――…!!」



「悪いタマ!俺ん家に荷物、運んどいてくれ!」



それは寂しさだ。

嫉妬だ。

俺は、無意識のうちに聖奈に惚れてたんだ。