鞄だって重いだろうし、ついて行きたい。



「俺は大丈夫だから、行って来い!」



私が持ってた自身のスポーツバックを奪うように持った弘瀬。



「…わかった」



財布と携帯はある。

先輩の所へ行こう。



「――先輩?今、どこですか?」



駅へと走りながら、先輩に電話を繋ける。

どうやら自宅に帰ってるらしく、私は先輩の地元駅に行く事に。