理々葉の言ってる事は、わからないわけじゃないよ?

でも、その発言は先輩に失礼だ。



「……言いたい事がそれだけなら、私は帰るから」



いくら親友、大親友でも許せない。

ブスッとしながら、飛鳥の部屋を出て階段を駆け降りる。



「聖奈!ちょっと、私から話があるの!」



1階に着き、ローファーに足を入れた刹那、追い掛けて来て私の肩を掴んだ飛鳥。