朝6時過ぎの電車。

私がマネジャー、弘瀬がレギュラー選手として所属するバスケ部の早朝練習の為、いつも待ち合わせてる最寄り駅から、高校まで向かう。

学校まで、30分の道のり。



「眠っ…」



欠伸を漏らしながら、駅前のコンビニで買った大きなおにぎりを食べる弘瀬。

ファッション雑誌を読みながら、横を見るとあまり目が開いてない。

焼けた肌がイケメン度を増させてるのに、今の顔は間抜けだ。