レンちゃんの後を
他の2人が来てない事を
確認してついていく。
ーーー俺の予感やと……
“…上司って立場利用して
真琴を繋いでるんぢゃ
ないんですか?”
……安いネエチャンやな……
斐川の元カノちゃん…
アイツに見つかったら
絶対零度の地獄行きやで(笑)
まあ…この人は…
“相当、ヒマなのか?
コムスメよ。
部下の将来を預かるんだから、
それなりの覚悟が必要なんだよ。
寝言は寝て言え。”
案外、容赦ないけどなーーー
あんな表情するくらい
色んな事、黙って背負って
重圧に泣きそうになるくらい
ホンマは可愛い女の子やのに
意外に不器用で
相当芯が強くて
根性がある女の子
だから、俺は、ついつい…
「そのくらいに、しといたら?
自分の方が、歩が悪いで?
元カノちゃん。」
レンちゃんの味方につく。
斐川の同僚なうえ
ただでさえ、当時、
他校の主将やった俺に
現場を押さえられたのが
堪えたんやろう。
青い顔をした
元カノちゃんが涙ぐむ。
…うげっ…
俺、完全に悪者やん(泣)



