面白がってやりそうなヤツに
思い当たる人物がおりすぎて
絞りきれへんって…
いかがなものかと思うが…
『なかなかナイスだろ?陽一郎?
このドリームチームは、
俺からレンへのプレゼント♪』
そんな言葉と共に
肩にズッシリ重みがかかる。
重いっちうねん!
『…そのドリームチームに
何でオマエが、フツーに
はいっとるねん?!』
『テヘッ♪勝つぞ♪』
テヘ…って…
テヘ…って…!
レンちゃんの真似すんなっ!
気色悪いわっ!
っで、その
ドリームチームの
試合直前にレンちゃんが
外に行くとかって、
どういう理由やろな。
面倒くさそうに
観覧席を立ち、
階段へ向かい
歩き出す彼女を
目で追った。



