「…なるほど…神島、呼べ。」

「!!?」

何でお前が命令すんだよっ!?
いや、こいつだけじゃない…
柏木もだっ!

俺は、普通に仕事してぇんだよ。

「何で、俺が呼ぶんだよ。」

「お前が一番相手に油断させる。
第一、俺は用がある。」

「俺だって、あるよっ!」

ーーーじゃあ…

俺が呼べばいいのか…(泣)

再び、総務部の居室に向かって
声をかける。

「はいっ!!すぐに行きます!」

中から慌ただしい物音がして
こちらに向かい足音がする。

「あれ?受付…って」

そんな呟き声がして
現れかけた影が一瞬引っ込んだ。

数秒後ーーーーーー

「お待たせ…しました。」

そういって現れたのは、
どんぴしゃで、柏木が
標的にしたチビで・・・