【完】もう一度、音を愛す。








「衰えてないわね、黒愛音。」


「逆に強くなったんじゃない、私。」


「そう思う。
 連絡しとこう、治療班に。」


「よろしく、麗華。
 さあ、行きましょ。」


そろそろ頃合いかな?
麗華のご両親が舞台で話してる。


「こっから飛ぶわよ!」


「愛音、あなた正気!?
 ここ二階よ!?」


「私にしがみついてればいいから。」


「落としたら承知しないからね。」


窓から仲間にアイコンタクト。

蹴破って飛び降りた!



『えっ!』


事情を知らないお客さん達は
驚いている。

女の子二人が、しかも
お嬢様を連れて降ってきたのだから
仕方ないかもしれない。