【完】もう一度、音を愛す。








一番最後だったし
もう皆寝てるかな・・・。


そう思いながら
部屋に行こうかとも思ったけど
電気がついていたので
リビング的スペースにいった。



「もしもーし。」


「ああ、愛音。
 まだ寝てなかったのか?」


幸兄は窓を開けてベランダに行き
ドリンク片手に空を見ていた。


「幸兄こそ。
 ねてなくていいの?」


「寝る気にもなれなかったし
 ほら見ろ、月が綺麗だ。」


こいこいと手招きされたので
小走りで幸兄の傍に向かった。