【完】もう一度、音を愛す。








何か幸兄の負担を軽くする方法はないか。


演奏会まであと十分。



「・・・何とかならないの、パパ!」


えっ、真緒奈?


外に出てみるとお父さんと
話していた。


「私のせいなの!
 このままじゃ先生や愛音さんまで
 大変なことに。

 そのピアニスト呼んでよ!」


「しかしだな・・・。」


「真緒奈!」


「愛音さん・・・。」


「こんにちは、真緒奈のお父さん。
 真緒奈、ピアニスト呼ぶって・・・?」


確か真緒奈の家は会社を
経営してるとは言った。


けどなかなかピアニストを呼ぶにしても
お金はかかるし、
そのつながりは作りにくいものだ。