「幸兄・・・。」 私実はね、まだ怖いんだ。 人の前でピアノを弾くことが。 そんなこと言ったらまた 心配かけちゃうでしょ? それでも頑張って弾けるのは 幸兄の笑顔が見たいからなんだ。 そのことを思うと 我慢できる。 私が前のように弾ければ 幸兄の隣にいる自信もつくかな? 私のせいで 幸兄のピアニストの道を閉ざしたけど。 勝手でごめん。 素直じゃないから直接言えないけど 演奏に思いを込めて弾くから。