【完】もう一度、音を愛す。








三十分後。



「ごめん、調子に乗って弾きすぎた!」


「別にいいよ。
 てか愛音、うまくなったな。」


「亮太さんのアドバイス的確だし、
 技術も本当凄いの!

 それはそれは・・・etc.」


「(亮太の野郎・・・。)

 そっか、良かったな。」


(あっ、兄貴内心キレたよ(;´・ω・))


「そうだ、幸兄。
 お弁当どうだった?」


「あ、ああ。
 凄いいつもの通り美味しかったよ。」


「よかった!」


幸兄、少しは息抜きになるといいな
と思って作ったんだ。


「じゃあ、そろそろ帰る?」


「午後の授業、準備からじゃね!?」


「そうだよ、急ごう!
 幸兄、お邪魔しました!」


「また家でなー。」