【完】もう一度、音を愛す。








「面倒なことも引き連れて
 きたけどさ・・・(;´・ω・)」


幸兄が溜息なんて珍しい。


「ま、幸人にとっちゃあれだけど。」


「何持ってきたのよ、響子ねぇ。」


なんか響子ねぇ帰ってくるたび
ひと波乱ありそうな予感・・・。


「ここじゃあれだから、
 私のスタジオ行きましょう♪

 マネージャー待ちくたびれてるかも。」


「待たせてるの!?」


「二人を連れだすつもりだったし、
 このまま学校にいたら
 うるさい事になるし。」



有名人が学校にいることは
もう少しすれば、補習などの生徒に
知れ渡るだろうし。

仕方のない措置か。


私達はばれないように、
マネージャーさんの車に乗り込んだ。