【完】もう一度、音を愛す。








「死ねばよかったのよ、あんな親。

 何で先生たちが死んで、
 私や両親が生きているのか・・・。

 会社なんて潰れて当然。
 因果応報。」



「響子・・・。」


『響子ねー。』



三人とも何も言えないようだ。


響子さんは響子さんで
ずっと苦しんできたんだ。

多分三人も一緒。


だから響子さんの気持ちが
痛いほどわかるんだと思う。



けど・・・、けど!