「落ち着いたか・・・?」 ああ、今のは昔の記憶か。 幸兄に泣きついたんだ、私。 「何とか、落ち着いたよ。」 体育館から保健室に移動していたようだ。 Wのぞみと響子さんが 心配そうにこちらを見つめる。 「心配しないで、皆。 私は戻ったから。 声も、記憶も、何もかも。」