【完】もう一度、音を愛す。








「愛音!?」


そういってカーテンを開いたのは
幸兄だった。


「幸兄、幸兄、
 怖いよ、あの男がまだそこに・・・」


「大丈夫、あいつはもう居ないよ。

 ここにはいないから。
 大丈夫だから。」


本当に妹みたいに
抱き着いて泣きじゃくるしかできない。


そんな私を
三人とも黙って見ていた。