「は、あいつなにやってんだ…!?」 友希は、その現場に驚きを隠せないようだった。 友希の顔には、怒りの感情が見え隠れしている。 友心… あのこが好きだったんだ… そう思うと、命懸けであのこを守った理由がわかる気がする。 「あは…、私って悲しいやつ…」 そう言いながら、手で目を隠す。 友希には、私の気持ちが駄々漏れだった。 友希は、そんな私の肩をゆっくりと、力強く引き寄せた。