はぁー‥。


未来にメールを送り、頭を抱えこんだ。


広人がイジメを受けていたショックもあるが、それより広人や両親のことを何ヶ月も忘れていたショックの方が大きい。


いくら記憶を無くしていたからって‥。


ピロロン♪


きたかー‥。


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聞いた話では、部活内のイジメだったらしい‥。

だからお前が転校するって言ったとき、少し焦ったよ。

あの日大変だったんだぞ!お前は狂ったように暴れだしたかと思ったら気絶して!


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部活内!?


広人は未来と同じでバスケ部だった‥。


じゃ、オレが今日体育館で見たヤツらが広人を?


そう考えると納得できる。


体中にできていたアザはおそらくバスケットボールでも当てられたらのだろう。


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あの日はすまなかった。


詳しくわかって良かった!じゃあまた。


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いきなりだと思うが終わらせる内容のメールを送った。


「‥くそっ!!」


思わず近くにあったクッションを床に投げつける。


だからイジメられている三浦百子を助けたりしたのか‥。


バスケ部‥。


いつか広人をイジメた主犯を見つけ出す。


そして‥、


ノートにかかれていたあの文字、誰のか今頃わかった‥。


どんな気持ちで書いたのだろうな。


オレの心がどんどん黒く染まっていくのがわかる。


だが、オレはゲームやらないといけない。


広人の分も頑張らなければ。


そう決意し、再び眠りについた。