仕方ない‥。


ゲーム教室へ行くのは諦めよう。


オレが主催者とバレるどころかゲーム教室の存在が気づかれたら厄介だ。


来たか‥?


トイレに誰かが入る音が聞こえる。


音からして五つある個室の前をウロウロしているのだろう。


幸運にも、個室を使っている人がオレ以外に二人いたおかげで、どこにいるのかわからずにすんだ。


そして数分行き来し、小さなため息をついてトイレから出て行った。


その声は女子だった気がする‥。


だとしたら何故女子が??


おそるおそるドアを開け女子がいないと確認すると、短くため息をついた。


「こういう時、途中でドア開ければよかったか?」


いや、この方が正解だったのか?


まぁ、そんなことで怯えるほど弱虫ではない。


早く次のゲームでも考えなければ‥。


ピロロン♪


ん?


あ、黒い方か‥。


「へぇ‥、そうか。」


メールの内容を見てワクワクした。


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キシ。

いつかアナタの正体を見つけ、そして謎をあばきます。

もう人を殺させません。

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