「ゲームってどんな事するんだろうな~?強制ゲームって書いてたしな。」


「さぁ‥?オレ、トイレ行ってくるわ。」


「おいおい、こんなメールが届いたのにのんきだなー、修也は‥。」


翔が呆れた顔でため息をつく。


そういう翔も普段と何も変ってないし、のんきなのはどっちだよ。


そんな気持ちを押し殺す。


「しょうがないだろ?出るものは出るんだし。」


「はいはい、さっさと行って出してこい!ここにいるからさ~。」


「んー、了解。」


計画通りだ‥。


ここで翔が一緒に行くと言ったら計画が狂ったが、思っていた通り翔は来なかった。


オレは普段使っている白い携帯電話とキシになるために買った黒い携帯電話を誰にも気づかれないように持ち、トイレへと向かった。