「さっき聞いてたじゃん~。妹が死んだとか、学校なんか消えろとか言ってたからそういう人間がすると面白いからね~。だから誘った!」
「面白い……?」
川辺あかりの肩がその言葉に反応をしてピクリと動き、ボソリと呟いた。
とても小さな声だったが佐東未来には聞こえていたようで頷く。
「そう!昔っからゲームが好きで一度こういう命をかけたリアルゲームしたかったんだよ。だから本当に面白かった~。」
「未来!!ふざ…………。」
オレが佐東未来を怒りに任せて殴ってやろうと思ったときオレの足はピタリと止まった。
「あ~。覚えてたんだ、これを持っていること。」
佐東未来は小さく笑いながら、ポケットの中に入れていた折りたたみ式のナイフを取り出した。
そのナイフはベトリと伊藤翔の血がついている。
川辺あかりは思わず目線をそらしていた。
「…くそっ…本当に狂ってるな…。」
「狂ってるって?よく言うよ!さっきまでの話を全て聞いてたけど、修也も同じじゃねーか。」
そうだ……。
オレは人の事言える立場じゃねー…。
オレも佐東未来も同じことを思っていた。
違うのはオレは夢で佐東未来は現実でゲームをしたこと。



