人間ゲーム



おいおいおいおい…、ウソだろ?


「始まる前から四人も…?」


オレの祈りが神様には届かなかったようだ。


いや、神様は存在しないのか?


そんな事はもうどうでもいい…。


メーケから送られてきたメールの最後、さようならという言葉がとても冷たいような感じがした。


見下すような独特な空気をその文章に込められているような…。


自然とオレの口からため息がこぼれていた。


「…オレ…は……、オレはどうすればいいんだよ!!!」


オレとショコラしかいない部屋で叫ぶ。


叫んだって応えがくるはずもないのにオレは叫び続けた。


これからオレはどうすればいいのか?


今から全員を助けることは出来るのか?


怒りが叫びとなって声になる。


そろそろ近所の家から苦情が言われるなと思った頃、またメールが届いた。


誰からなのか知ったオレは今どんな顔をしているのだろうか?


きっと醜い顔にでもなっているはずだ。


送られてきた人物、


それは主催者のメーケだった。