気持ち悪いって心外だぞ…。
オレだって、たまにはありがとうの一つや二つぐらい言えるわ!
まぁ、翔にいろいろと感情をだしたらきりがなくなるし、やめておこう。
メールに了解だけを打ったメールを送り、カーテンを開ける。
「眩しいな…。」
思わず目を細めるほどの眩しい光と外の熱が窓ガラスを伝ってくる。
暑さと太陽の位置からしてもう昼過ぎているのか?
時計をみて確認すると案の定、十二時を過ぎていた。
「そろそろ一階に行くか、家族も心配しているだろうし。」
大きめな独り言を呟き、いや自分に言い聞かせたのかもわからないが、パシッと自分の頬を叩いて一階に下りた。
そういえば、チェーンメールゲームでメーケにメールを送ったヤツって誰なんだ??
メーケはそんなこと書いていなかったし。
いろいろと話が進むにつれ、どんどん疑問と不安が増えてゆく。
そんなことを考えていたら、あっという間にリビングにたどり着いた。
「おはよーってあれ?どうしたんだ??」
オレがドアを開けながら、空元気であいさつを言うとリビングにいたオレ以外の家族は皆ビックリした顔をしていた。
そんなに驚かなくてもいいだろ…。



