一通り書き終えた頃あることを思い出した。


「あれが夢なら‥おかしくないか?」


今まで夢だということはよくわかった。


家族は生きてるし‥。


だったらなぜ三浦百子の手紙があった?


確かあれには少し血が付いていたはず、


もしかすると今オレは夢の世界にいるのかもしれない。


だとしたら全てのつじつまがあう。


「いでで‥夢じゃないな。」


右手で頬を思いっきりつねってみたがどうやら夢ではないらしい。


つねった頬がヒリヒリ痛む。


本当にこれは現実の世界だ。


なら尚更なぜあるんだ???


急いでゴミ箱の中を探したが、紙が見つからない。


ゴミ箱をひっくり返してゴミを全て出してみたがどこにもそんなものはなかった。


まさか寝起き直後で頭がもうろうとしていてあの行動は事実ではない!?


考えれば考えるほどわからなくなっていく夢と現実‥。


あー!これで一通り把握したつもりだったのにわからないことが増えた!!


頭をクシャクシャとかき乱しながら必死に考えた。


だが全然わからない。


そして今日オレがこれからしなければならないことの結論がでた。


それはとにかく寝ること!!


夢は夢!現実は現実!だと当たり前だがわけて、今日は疲れをとるために早く寝ることにした。