どこからが夢だ???
オレが転校したのも、
ゲームをしたのも、
三浦百子がイジメで死んだのも、
全てが夢‥?
いや、家族が死んでいないから全てが夢なのか‥‥。
だとしたらオレ想像力スゴいな。
いろいろな意味で‥。
見たことなかった人までいて。
「‥‥怖いな。」
「え?」
「いや、‥なんでもない!!今日のご飯は何かなー?」
「ははっ元気復活だ!」
オレはイスから立ち上がり、広人がオレの部屋のドアを開ける。
「広人!先に行っててくれ。」
「了解!すぐ来てよね。」
「あぁ、わかったよ。」
少しホッとしたような‥。
まぁ、夢でよかった‥。
パラ‥
「何か落ちたか‥?」
ポケットの中からどこかで見たような小さな紙きれが床に落ちた。
その紙きれには少し血がついている。
ゴミかー‥?
念のため小さな紙を開く。
「‥‥‥え‥‥?」
それが夢だったのか‥、
それとも本当にあったことだったのか、
わからなくなった‥‥。
「嘘だろ‥?三浦百子??」
一つだけわかることは三浦百子という人物が実在したと言うことだ。
そう思いながらオレはその紙をゴミ箱へと捨て、家族が待っているリビングへと走っていった。



