あのときの俺は小学生。 俺は、ずっと美來と一緒だった。 学校に行くときも帰るときも、ずっと。 そのせいかな、美來のちょっとした変化ってゆーか 無理に笑ってたりするとすぐ分かるよーになってた。 俺は、美來の笑顔が大好きだった。 悲しそうな顏してたりしたら、「俺が笑わしてやるんだ」って思って バカみたいなことしたり、とにかく美來を笑顔にしてやりたくてしょーがなかった。 美來は、覚えてっかな。 あの約束。 俺は、今でも覚えてる。