だけど、それからも樹とのことは何も変わらなかった。


廊下ですれ違っても、もう目も合うことすらなくなってしまった。


完全に私と樹は無関係な他人となってしまったの?


もう、話すことも。笑いあうことも。一緒に屋上で過ごすことも。


これまでしてきたこと全部、もうできないのかな?


樹を見る度そう考えてしまって、胸がキュッと締め付けられるように苦しくなる。





そんなある日、この時がきたんだ---…