ボーっとする頭を覚ますために頭を軽く横に振った時…。


「愛華~っ」


……幻聴??


私は自分の耳を疑った。


…あいつがいるわけない。


きっと寝てたせいだ。


でも…。


「愛華~!愛華~!!」


周りもその大声に気付かないはずもなく、私を見ている。


「無視すんなよ~」


なんで…。


私は声の聞こえる廊下の方を見た。