となり

そして、焼きそばがあと少しで完成という時だった。


「…ちょ、水……」


小声だけど、確かに私の耳にもその言葉は入ってきた。


きっと母親は水を飲みたくてこちらの方へ来ていたんだろう。


でも、母親は水を取りには来なかった。


ただ、後ろから






---バタッ…





と何かが倒れる音がしただけだった。