となり

そしてスーパーに着いた。


「何を買うんだ?」


「えっと、焼きそばの材料」


「へぇ…。愛華が料理すんの?」


私は文化祭のことを話した。


作れないのに調理に立候補したことを樹は笑った。


なんか、愛華らしいな!とか言いながら。


だけど突然、


「焼きそば作りの練習、付き合おうか?」


なんて言ってきた。


「…樹、焼きそば作れんの??」


まず最初に思った疑問。樹に料理はできなさそうなんだけど…。


「何を言う。俺の作る焼きそばは天下一なんだぞ!」


ウソだぁ…と思いつつも、半信半疑だけど、1人では不安だからお願いすることにした。