となり

だけど樹のことと母親のことが同じタイミングであったから、私もどうしていいのかわからないんだ。


怒りをぶつけるところなんてないし。


話を聞いてくれるような人もいない。


1人で抱えることしかできないから…。


ゴミ箱にぶちまけられた目玉焼きを見ていると、その視界が歪んだのがわかった。


またか…。


また涙が込み上げてきたのだ。