となり

なんとなく2通目のメールを見返した。


……いいコンビ。


その言葉がうれしくて、だんだん顔が熱くなるのがわかった。


手で口元を隠しながらケータイを待ち受けに戻して机に置いた。


「あれ?姫川さん顔赤い…??」


1人の女子が私の顔の赤さに気づいた。


「……見てんじゃねぇよ」


睨んでやったけど、きっと今の私にはなんの迫力もない。


その女子はその場から離れていった。