となり

「私たちだって樹のこと見てるだけなの!なのに1年のくせに樹に近づくな!!」


だから私からじゃなくて樹から近づいて来るんだって…。


「……知らねぇよ。私には関係ない」


苛立ちすぎてこの場に居たくなくなって、去ろうとした。


「ちょっ…逃げんなよ!」


肩を掴まれた。


「まだ話は終わってないんだけど!」


「…これ以上何話すわけ?私はここに居たくないし話も聞きたくない」


手を振り払って私は家に帰った。