「皆さんなら四国屋と池田屋に分担して粛清しにいっていたのですが、本命が、池田屋で...今、伝令を出したところですよ」 凄いことを言っているはずなのに、山南さんがあまりにも落ち着いたふうに言うから、だんだんこちらも落ち着いてしまう 「あの...みなさんは大丈夫でしょうか?」 「きっと、大事ないでしょう。皆さん丈夫にできてますし、何より剣の腕は凄まじいですからね」 そう言いながら自分の左腕をさする山南さん あ... そうか。 山南さんは...。 そう考えると、広い部屋に静寂がながれる。