俺の自室に置いてあるあさぎいろの羽織 触るとまだ、少し温かさが残っている ああ、そうか...空が今日干しといてくれたんだったな 俺はそんな羽織を勢い良く着ると隊士達がいる部屋へと向かうべく廊下を出ようとすると、息を殺すかのように泣く誰かの姿 空子... 自分がコイツに酷い事をさせた事ぐらい分かっている。 そのせいでこいつがどれくらい傷付いたかも分からねぇくらい大きいはずだ。