ーーーーーーーーー 目に差し込む光 チュンチュンと小鳥のさえずる声 朝か... そう気づくのに時間はかからなかった 布団を剥ぎながらゆっくりゆっくりと身体を起こす。 「寒い...。」 一言目はそれだった 異常なほどの寒さに見を縮めながら火鉢を探す でも、いつもの場所に火鉢がない。 それどころか部屋が私の部屋ではない あ... そうか... 「私、幕末に来てしまったんだっけ...?」